シューマッハの風に吹かれて(Blowin' in the Wind of Schumacher)

日本でも少しずつ認知度が高まってきたSchumacher College(シューマッハ・カレッジ)大学院。しかし、まだ日本人の参加者も少なく、日本語での情報も少ない為、その実態が掴み辛いのが現状です。 そこで、少しでもシューマッハ・カレッジ情報を国内で広め、多くの方に興味を持ってもらいたいと思って始めたブログです。

プリマス大学との深い関係性

この間、私が住んでいるTotnes(トットネス)というシューマッハカレッジがある駅から電車で30分ぐらい南西に行ったところのプリマスという街にあるプリマス大学に行ってきました

これはシューマッハカレッジ大学院生の全員が参加対象でシューマッハカレッジが学校として公式に主催しているものです。その為、プリマス大学では教授が2人ついて色々と学校の施設やら歴史やら最近のトレンド等を説明してくれます。

 

なぜプリマス大学?

f:id:masa-qivo:20141017063725j:plain

上写真:一番目立つところにあった看板

 

では、何故プリマス大学の名前が突然挙がってきたのでしょうか。これにはもちろん理由があります。

シューマッハカレッジは立派な大学院大学ですが、カレッジ単体では修士号の学位を授与していないようです。誰かに確認した訳ではないので、あくまで私の憶測ですがですが、おそらく教授陣や生徒の数や設備等の面からイギリスが国として認めている修士号授与としての発行体の基準を満たしていないからではないでしょうか。

このようなことから、シューマッハカレッジはプリマス大学との連携という形式を採っており、実際の修士号はプリマス学名で発行されるようです。その為、私たちはシューマッハカレッジの学生であると同時にプリマス大学の学生でもあります。実際に正式に発行される学生証はプリマス大学のものですし、課題や修士論文の評価基準も全てプリマス大学と事前に合意したものが適用されます。さらに、プリマス大学のStudent supportを受けたりや卒業式に参加することもできます!

このような体制をとっていますが、シューマッハカレッジの独立性はかなり高いレベルで守られているように感じます。プリマス大学からあれこれと注文が入っているような話も聞いたことはありません。おそらく、事前に両者で合意した範囲内であれば、自由にやっていいのでしょう。

 

プリマス大学ってどんなところ?

f:id:masa-qivo:20141017063802j:plain

f:id:masa-qivo:20141017063821j:plain

上写真:校内を見ているところ。かなり近代的な建物が多い印象です。

 

じゃあ、プリマス大学ってどんなところなのか。こちらの留学支援サイトから引用した内容を記載しますね。比較的新しい大学ですよね。

 プリマス大学は1962年に創立され、現在では総生徒数30,000名、職員3,000名の規模を誇っています。プリマス大学のメインキャンパスはプリマスの街の中心部に位置し、田園や海岸へも程なくの好立地です。プリマス大学の研究・IT施設の充実度はいうまでもなく、ダイビングやセーリングなどのスポーツを楽しむ施設が整っているのもこの土地ならではです。プリマス大学は地域社会との関わりを重視しており、その取り組みの一つとして、授業受講が遠方からの通学という弊害に阻まれないよう、コースによっては大学キャンパスだけでなく、パートナーとして提携する南西イングランド地域内の14のカレッジにおいても授業を提供しています。

プリマス大学は芸術、教育、健康・福祉、ビジネス、医学、科学、技術の7学部から構成されており、学術的分野に限らず、実践的分野コースも数多くあります。マリンスポーツ・サイエンスや動物保護等の日本では珍しい科目を学ぶこともできます。最近の研究評価(RAE)では、心理学、コンピューター・サイエンス、美術史の分野で5の高評価を得ました。プリマス大学では留学生へのサポートにも力を入れており、学期前準備コースや学期中の語学サポートが無料で提供されています。また、大学学部コースへの留学生は、単位に認められる選択科目としてアカデミック英語(English for Academic Purposes)を履修することができます。

 また、同サイトではプリマス大学の注目コースとして、以下の内容が紹介されています。シューマッハカレッジについても言及されていますね。持続可能な未来センター(Centre for Sustainable Futures)を立ち上げるような意識の高い大学だからこそシューマッハカレッジとの提携におそらく至ったのでしょうね。

持続可能性への学び(環境) MSc Learning for Sustainability

国際的に'持続可能な発展'や'持続可能性'が盛んに叫ばれるようになった現在、 その重要性を学び、実生活での持続可能性発見という挑戦に目を向けた、学術的かつ実践的なコース内容になっています。 学生は高い研究クオリティで知られた大学付属の持続可能な未来センター(Centre for Sustainable Futures)を拠点にして学びます。エコロジーと持続可能性の研究機関として国際的に認知度の高い英国シュマッハー大学での受講や、著名な専門家を招いての授業も魅力の一つです。持続可能性に取り組んでいるコミュニティや団体との関わりを密にしており、学生はそれを題材にリサーチに取り組んでいます。 

 

プリマスの街並み 

プリマスの街自体も初めてだったので、ちょっと散策してみました。プリマスは港町らしいとてもかわいらしい印象でした。ただし、第2次世界大戦時にはかなり爆撃を受けたらしく、その地域は新しい建物が目立つため、これらの写真たちとは全く違った雰囲気です。個人的にはあまり好きではなかったので写真は撮らなかったです(笑)

ちなみに、プリマスの街について、ウィキペディアから引用です。かの有名なメイフラワー号が出発した街です!

17世紀、ピューリタン清教徒)を含んだピルグリム・ファーザーズの一団、102名はこの港からメイフラワー号に乗船し、新大陸に向かった。その到着地点となった海岸部が、現在のアメリカ東部マサチューセッツ州の都市プリマスに当たる(彼らが出発地と同じ名を名づけたとよく言われるが、実際は同名の地に偶然到着したのである)。現在はイギリス国内有数の港湾都市、およびイギリス海軍の重要な軍港として知られている。

f:id:masa-qivo:20141017064019j:plain

f:id:masa-qivo:20141017064036j:plain

f:id:masa-qivo:20141017064056j:plain

f:id:masa-qivo:20141017064107j:plain

 

↓よろしければポチっとお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ
にほんブログ村