授業で木を植えました
実は11月17日から3つ目の必修科目となる「New Economics In Practice」というコースが始まっています。(なお、このコースの概要については、追って記事にしたいと思います。)このコースは簡単にいうと、これまでの必修科目で学んできた内容を実践に落とし込んだ場合にどうなるのか、ということを学ぶその名の通りpracticalな授業です。その中の一つで、エネルギー問題について先週取り扱いました。
ここシューマッハ・カレッジは、ダーティンホール財団に所属しているのですが、すぐ裏に非常に広大な森があります。この森をどのようにシューマッハ・カレッジのエネルギー問題に生かすのか、ということを様々な角度から検討しました。
その中の一つでいかにもシューマッハ・カレッジらしいと思ったのは、エネルギー問題を語る為には「エネルギーを得るとはどういうことかを実際に体を使って体感する」ということが非常に重要だと考えているところです。そこで、授業の一環で以下の二つを行いました。
- なたやのこぎりを使いながら実際に燃料となる木を森から運び出す
- 将来の燃料となる木を植える
木を運び出すのは結構な重労働で自分が普段使っているエネルギーを賄う為には一体どれだけの量を運び出せばいいのだろう、、、とか考えると自ずと普段使うエネルギーに対する見方も変わってきました。
そして、最初の木の苗の何とも可愛らしいこと。これが数十年かけて大きな木に成長するなんて生命の不思議というか、命の力の強さということを感じざるを得ません。そして、そのエネルギーを得る為に費やす時間の長さは人間が生きている期間の比ではありません。木を植えるということは、世代を超えて自分の子供や孫の世代のことまでも考えて、いまどのような行動をとるかを決めるということであり、将来世代の責任を負うということですね。
上写真:植えたのはこんなに小さな苗木です。
上写真:夕日が差し込む森の中での作業。遠くに見える両手を挙げている人はクラスメイトです(笑)。
上写真:緑や茶や橙や黒の色が自然に調和していて、とても気に入っている写真です。
将来のシューマッハ・カレッジの生徒が自分たちが植えた木を見てくれたらうれしいなー、なんてことを考えてたら、不思議とより一層自分とこの土地やこの場所との繋がりが強くなったような気がしました。
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