シューマッハの風に吹かれて(Blowin' in the Wind of Schumacher)

日本でも少しずつ認知度が高まってきたSchumacher College(シューマッハ・カレッジ)大学院。しかし、まだ日本人の参加者も少なく、日本語での情報も少ない為、その実態が掴み辛いのが現状です。 そこで、少しでもシューマッハ・カレッジ情報を国内で広め、多くの方に興味を持ってもらいたいと思って始めたブログです。

シューマッハ・カレッジの受験概要

このブログはどのブログランキングにもまだ登録していないですし、どこかにURLを書いて広めたりもしていないので、私が直接話した人(と言ってもまだ2~3人ですが。。。)か、GoogleやYahooで検索した人だけが見ているという、非常にマニアックなものです(笑)

 

それでも検索して辿り着いてきた方の検索ワードを拝見すると、シューマッハカレッジ入学に興味を持っていらっしゃる方も一定数おられるようです。これは私としても非常に嬉しいことであり、「是非ともシューマッハカレッジ仲間を増やしたい!」と常々思っているので、鉄は熱いうちに打てじゃないですが、早めにシューマッハカレッジ受験について書こうと思って、この記事を書いています!

 

※注意

シューマッハカレッジEconomics for Transition修士課程(2014-2015)を受験した際の経験を元に記載している為、これ以外の修士課程やショートコースや別年度の内容を担保するものではないので、あくまで参考情報としてお取扱いください。

 

受験の流れ 

大まかには、「1.書類選考 → 2.面接」の流れで受験は行われます。面接には書類選考通過者のみが招待される為、2段階でスクリーニングされているようです。それでは、簡単にそれぞれの内容を見てみましょう。

 

1.書類選考

実はこれが一番大変です。何せ提出書類が多く事前準備に時間がかかるので、なるべく早く着手した方がいいと思います。提出が求められる書類には、以下のものがあります。ちなみに、当たり前かもですが全て英文です。

 

①学校指定Application Form

応募コース、住所、VISA有無、英語スキル、学位・GPA、資格、コンピュータスキル、資金情報、推薦者情報等の基本的な内容を記載します。

 

②英語能力証明書

ホームページにはIELTS、TOEFL iBT、Pearson Test of English (PTE)が載っていますが、「Other equivalent English language qualifications may be accepted. Please contact the College for further information.」とも記載されているので、これ以外の試験でも大丈夫なようです。学校への詳細確認は必要ですが、もしかしたら日本で一番メジャーなTOEICももしかしたら受け入れてくれるかもですね。でもこの記事にも書いた通り、イギリスの国自体がTOEFLTOEICを認めない、という判断をしているので、IELTSを受けておくのが無難だと思います(元々、イギリス生まれのテストですし)。

求められるスコアは以下の通りですが、なかなか最初からこのスコアを持っている人は少ないと思うので、このスコアをクリアすることが最初の関門だと思います。実際に、私も泣きながら取り組みました(涙)。

 

【IELTS 】合計6.5かつreading, writing, listening, speakingが各5.5を超えている

TOEFL iBT】合計90かつlistnening 21; reading 22; speaking 23; and writing 22をそれぞれ超えている

【Pearson Test of English (PTE)】合計61かつ各要素が51を超えている

 

③推薦状2通

大学教授や職場上司の推薦状が2通必要となります。大学教授のものを1通入れるように言われていましたが、私の場合それが難しかったので個別にメールで相談しました。そしたら、大学教授のものが無くても大丈夫とのことだったので、2通とも元職場上司にお願いしました。ちなみに、「元」職場上司になっているのは、現在私が個人事業主の為、上司がいないので仕方なくそうしただけで、現在の上司でも全然問題ないと思います。(むしろ、その方が望ましいのでは!?)

 

④レジュメ(履歴書と職務経歴書のようなもの)

上記「①学校指定Application Form」にも記載欄があるのですが、欄が少々書きにくく、より自分をアピールする為には別添資料の方がいいと判断し、Wordで作成しました。学位情報は「①学校指定Application Form」に既に書いているので、ここでは職歴とその他にアピールしたい経験にフォーカスしてA4一枚にまとめました。

 

⑤志望動機書

これは実際には「①学校指定Application Form」の中に記載する内容ですが、一番重要なので敢えて切り出して記載しました。MBAのように凝った質問はないので、オーソドックスに志望動機やそう思うに至った経験等を詳しく記載すれば問題ないと思います。

 

⑥卒業証明書・成績証明書

大学に行って英文の卒業証明書と成績証明書を取得するだけですね。このときに、全く記憶にない科目名が成績証明書にあったときは、自分でも笑ってしまいました。そして、先生の顔を思い出せる科目の少ないこと。。。あ、あとこの成績証明書を元にGPAを算出しました。

 

⑦銀行残高証明書(もちろんポンド建て)

「We may wish to see evidence of your funding before offering you a place.」と記載があったので、このタイミングでなくてもいいのかもですが、どうせ後に提出するんだったら早めに提出しようと思って出しました。

ちなみに、銀行によって手数料やら発行日数やら必要なものは異なるので、事前に確認してから窓口に行った方がいいと思います。意外に待たされてヤキモキしますよ(笑)

 

⑧パスポートサイズ写真1枚

そのまんまです。

 

⑨Cover Letter(添え状は勝手に私が作りました。その方が丁寧だと思うので。)

これは必ずしも入れる必要はないと思いますが、作成した方がよりフォーマルになるし、何よりもCover Letter上に再度アピール文面を記載できるので、入れようと思い作成しました。Cover Letterは受け取った方が最初に目にする書類なので、可能な限り丁寧に、そして端的に熱意をアピールする文面を心がけました。

 

2.面接

面接まで来られれば、後はもう一息!あとはいかに上手く自分をアピールできるかですね。対面形式かSkype形式かを事前に問われました。本当は対面形式の方が面接しやすいのですが、当然渡英する時間とコストのことを考えて、Skype形式にしてもらいました。

面接後にはすぐに御礼メールを送りました。その御礼メールに返信する形で、シューマッハカレッジから合格連絡が来て、受験は終了となりました。

 

 

今回の記事では、あくまで受験はこんな感じで進むよ!ということを示したかったので、概略だけざっと説明しましたが、深堀が必要な内容については徐々に別のエントリーで紹介していきたいと思います。