シューマッハの風に吹かれて(Blowin' in the Wind of Schumacher)

日本でも少しずつ認知度が高まってきたSchumacher College(シューマッハ・カレッジ)大学院。しかし、まだ日本人の参加者も少なく、日本語での情報も少ない為、その実態が掴み辛いのが現状です。 そこで、少しでもシューマッハ・カレッジ情報を国内で広め、多くの方に興味を持ってもらいたいと思って始めたブログです。

いよいよ必修科目開始(The Ecological Paradigm)

この記事にも書きましたが、授業開始後の最初の1週間(9月1日~5日)は、具体的な講義は行わずに「講師と生徒がお互いにどういう人間かを共有した上で一つの共同体としての結束力を強めよう」、そして、次週から始まる本格的な授業に備えようという趣旨のものでした。

その後、9月8日からは具体的な講義に入り、色々な内容を現在進行形で学んでいる最中です。内容としては、必修科目の「Term1: Core Modules」の中で一番初めに授業を行う「The Ecological Paradigm」の授業を受けています。

そこで、この授業内容について、少しずつ紹介していきたいと思います。

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概要

  • まずはコース名にもなっている「The Ecological Paradigm」の意味ですが、生態学の体系」とか「エコロジカルな考え方の枠組み」とかそんなところでしょうか。(なんか分かったような分からないような訳ですがw)
  • 内容は端的にいうと、シューマッハ・カレッジが設立当初からずっと続けており、この学校のコアの部分といってもいいMSc Holistic Scienceコース(修士課程)で教えているエコロジカルな考え方をコンパクトに学び、それを経済学の枠組みにどのように適用していくのか?という基礎部分を固める授業と言えます。(ちなみに、Economics for Transitionコースは2011年に開始しました。)
  • その為、Economics for Transitionコースの講師に加え、Holistic ScienceコースのStephan Harding氏やPhilip Franses氏からの授業が多くあります。ちなみに、Stepanはシューマッハ・カレッジ設立当初からいる方で生き字引のような方ですが、ラテンアメリカ気質そのもので非常にきさくで音楽が大好きな人です。

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上写真:カレッジ裏にある森の中のベンチ 

 

主なスケジュール

  1. What's wrong with the economy?(第1週:9月8日~12日)
  2. Learning from Ecology & Complexity(第2週:9月15日~19日)
  3. Complexity and Ecological Thinking in Economics(第3週:9月22日~26日)
  4. Application to Transition challenges(第4週:9月29日~10月3日)
  5. Tutoriol week(第5週:10月6日~10日)
  6. Submission of assingment (11月14日)

という感じです。簡単に説明すると、以下の通りでしょうか。

  • 第1週でざっくりと現在の経済システムがどのような問題を抱えており、何故見直しが必要とされているのかを学びます。
  • 第2週ではHolistic Scienceの視点からEcologicalな視点を学びます。
  • 第3週では第2週に学んだことをどのように経済学に適用していくのかを学びます。
  • 第4週ではじゃあ実際にどうやって変えていけばいいのかという視点を学びます。
  • 第5週は自分でassigmentの課題を考え、その点について先生からアドバイスをもらったり、本をいっぱい読んだりして、11月14日の最終提出日までの骨子を固めます。

 

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